『ドラゴンクエスト』の初代主人公といえば、一人で世界を旅する勇者だ。
仲間はいない。
自分で武器を持ち、自分で戦い、町から町へ移動しながら竜王を目指す。
考えてみると、かなり過酷な一人旅である。
ところが、ここで一つ気になることがある。
勇者は毎日、何を食べていたのだろう?
ゲームを遊んでいると、武器や防具、宿屋、薬草などは重要になる。
しかし、勇者の毎日の食事について細かく考えることはほとんどない。
戦えば体力を使う。
何キロも歩く。
重い装備を持つ。
当然、お腹も空くはずだ。
今回はゲーム攻略ではなく、SoloEatらしく「一人で旅をする人の食事」という視点から、初代勇者のソロ飯について想像してみたい。
※本記事はゲーム内で明示されていない日常部分についての非公式な考察です。
初代勇者は究極の「ソロ生活」だった
初代の冒険で特徴的なのは、基本的に一人で行動することだ。
後のRPGでは仲間とパーティーを組むことが多い。
しかし初代勇者は違う。
一人で町を出る。
一人でフィールドを歩く。
一人でモンスターと戦う。
そして一人で宿屋へ帰ってくる。
SoloEat的に考えれば、これほど「ひとり飯」が似合う主人公も珍しい。
仲間と、
「今日は何を食べる?」
と相談する必要もない。
好きな時間に食べられる。
しかし逆に言えば、食事の準備も全部自分でやらなければならない。
現代のように、どこにでもコンビニがある世界ではない。
一人旅の自由と大変さを両方抱えていたはずだ。
朝は宿屋で食べていた?
まず考えられるのが宿屋での食事だ。
ゲームでは宿泊するとHPやMPが回復する。
実際の宿泊施設として考えるなら、睡眠だけではなく食事が用意されていた可能性を想像したくなる。
朝。
勇者が目を覚ます。
パン。
スープ。
少量の肉。
水。
そんな簡単な朝食を食べてから出発する。
これならかなり自然だ。
これから何時間も歩き、モンスターと戦う。
何も食べずに出発するのは厳しい。
特に勇者は剣や盾、防具などを身につけている。
普通に散歩するのとは運動量が違う。
朝食はかなり重要だったのではないだろうか。
昼飯は「携帯食」が中心だった?
問題は昼だ。
町と町の間を移動している途中には、現代のような飲食店はない。
モンスターが出現するフィールドで悠長に料理するのも危険だ。
そこで必要になるのが携帯食だ。
例えば、
硬めのパン。
干した肉。
木の実。
乾燥させた果物。
チーズのような保存しやすい食品。
こうしたものなら袋に入れて持ち歩ける。
お腹が空いたら、安全そうな場所を探して食べる。
豪華ではない。
温かくもない。
それでも旅を続けるためのエネルギーにはなる。
現代で言えば、おにぎりや栄養補助食品をバッグに入れて出かける感覚に近いのかもしれない。
スライムと戦った直後に昼飯?
想像すると、なかなか大変だ。
町を出る。
しばらく歩く。
スライムと戦う。
また歩く。
別のモンスターが現れる。
ようやく安全な場所を見つける。
そこで袋からパンを取り出す。
一人で食べる。
景色は広大な草原。
周囲には誰もいない。
遠くには次の町が見えているかもしれない。
これはある意味、究極のソロ飯だ。
ただし、のんびりしている場合でもない。
いつ敵が出てくるか分からない。
現代の「公園で一人ランチ」とは緊張感がまるで違う。
勇者は自炊していたのか?
夜になっても町へ到着できない場合はどうするのか。
ゲームでは省略されているが、現実的に考えるなら野営も必要になる。
そうなると、勇者が簡単な料理をしていた可能性も想像できる。
火を起こす。
鍋で湯を沸かす。
乾燥した食材を入れる。
簡単なスープを作る。
パンと一緒に食べる。
これなら身体も温まる。
一人キャンプに近い。
ただし問題は、料理の匂いだ。
モンスターがいる世界で肉を焼いたら、
「ここに人間がいる」
と知らせるようなものかもしれない。
そのため、危険な地域ほど火を使わず携帯食だけで済ませていた可能性も考えられる。
食料を持ちすぎることもできない
勇者には荷物の問題もある。
剣。
盾。
鎧。
薬草。
たいまつ。
その他の冒険用品。
そこへ何日分もの食料と水まで加わる。
相当な重量になる。
食料を大量に持てば安心だが、そのぶん移動が大変になる。
少なすぎれば途中で食べ物がなくなる。
だから町へ到着するたびに食料を補充していた、と考えると自然だ。
現代の一人旅でも、
「次の店まで何もないから、ここで買っておこう」
ということがある。
勇者も似たような判断を何度もしていたのではないだろうか。
町では意外としっかり食べたかもしれない
フィールドでは質素。
だからこそ、町に到着した日はしっかり食べる。
そんな生活だった可能性もある。
温かいスープ。
焼いた肉や魚。
パン。
野菜。
町によって食文化も違ったかもしれない。
何日も保存食を食べて歩いた後なら、普通の温かい料理でも驚くほど美味しく感じるだろう。
SoloEatでも、疲れた仕事帰りに食べる定食が妙に美味しく感じることがある。
勇者なら、その感覚はもっと強かったはずだ。
命がけで次の町へたどり着いた後の夕食。
高級料理でなくても、
「生きて帰ってきた」
という安心感まで味に加わる。
最高の一人飯だったのかもしれない。
ゴールドの使い道は装備だけではない?
ゲームでは、敵を倒して得たゴールドで武器や防具などを購入する。
しかし現実的に世界を考えるなら、生活費も必要だ。
宿泊費。
食費。
水。
旅に必要な消耗品。
つまり勇者は、
「新しい剣が欲しい。でも今日はちゃんと食べないといけない」
という悩みを抱えていた可能性がある。
強い武器を買うために節約する。
昼飯を質素にする。
町では安い料理を探す。
これではまるで、一人暮らしで大きな買い物のために食費を調整する現代人のようだ。
勇者も意外と家計管理が大変だったのかもしれない。
一人で食べ続けるのは寂しくなかった?
もう一つ気になるのが、孤独だ。
一日だけなら一人飯は気楽だ。
好きなものを好きなペースで食べられる。
しかし勇者は冒険中、何度も一人で食事をしていたと想像できる。
朝も一人。
昼も一人。
夜も一人。
次の日も一人。
それでも世界を救うために進み続ける。
食事中くらい、
「誰かと話したいな」
と思うことがあったのではないだろうか。
一人飯の自由と孤独。
初代勇者は、その両方を経験した主人公だったとも考えられる。
ローラ姫を救出した後は少し違った?
そして、初代の物語にはローラ姫がいる。
ここは食事という視点でも面白い。
それまでずっと一人で行動してきた勇者にとって、誰かと一緒に過ごす時間は大きな変化だったはずだ。
一人で食べるパンと、誰かと話しながら食べるパン。
同じものでも味の印象は違うかもしれない。
SoloEatを考えていると、結局「何を食べるか」だけではなく「誰と食べるか」も食事の一部なのだと感じる。
初代勇者の旅にも、そんな変化があったのではないか。
まとめ|勇者も「食べなければ戦えない」
ゲームの中では、食事を細かく管理しなくても冒険できる。
しかし世界を現実的に想像すると、勇者にも毎日の食事が必要だったはずだ。
宿屋で朝食を取る。
保存できるパンや干し肉を持つ。
フィールドで簡単な昼食を食べる。
必要なら野営する。
町へ到着したら温かい料理を食べる。
そして翌朝、また一人で旅に出る。
そんな生活だったのかもしれない。
世界を救う勇者にも、戦闘以外の日常がある。
お腹が空く。
疲れる。
温かい料理が食べたくなる。
一人の食事が少し寂しくなる夜もある。
そう考えると、伝説の勇者が少し身近に感じられる。
剣を振るう前に、まず食べる。
歩くために食べる。
生きるために食べる。
初代勇者は、世界を救った伝説の人物であると同時に、長い一人旅を続けた究極の「Solo Eater」だったのかもしれない。


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