最近、スーパーやコンビニのヨーグルト売り場でよく見かけるのがギリシャヨーグルト。
普通のヨーグルトより濃厚で、高タンパクをうたった商品も多い。
一人暮らしの朝食や小腹が空いたときにも便利そうだ。
ただ、気になることが一つある。
「毎日食べるには、ちょっと高くない?」
普通の大容量ヨーグルトなら400g前後の商品も珍しくない。一方、ギリシャヨーグルトは一食分の小さな容器で販売されている商品が多く、1個だけならそれほど高く感じなくても、毎日となると話は変わってくる。
そこで今回は、一人暮らしでギリシャヨーグルトを毎日食べる場合、本当に高いのかを考えてみた。
1個だけなら、それほど高く感じない
ギリシャヨーグルトをスーパーで1個買う。
このときは、それほど大きな出費には感じにくい。
飲み物やお菓子を一つ買うのと似た感覚だ。
しかも、一般的なヨーグルトより水分が少なく、かなり濃厚。
少量でも「食べた」という感覚を得やすいのがいい。
一人暮らしでは、この一食分というサイズも便利だ。
大容量パックのように、
「開封したから早く食べないと」
と考える必要が少ない。
冷蔵庫から出して、そのまま食べて容器を捨てる。
この手軽さまで考えると、たまに食べる食品としてはかなり使いやすいと思う。
問題は「毎日」にした場合
ところが、毎日1個食べるとなると見え方が変わる。
仮に1個150円なら、
150円×30日=4,500円。
1個180円なら、
180円×30日=5,400円。
200円なら、
200円×30日=6,000円。
もちろん実際の販売価格は商品や店舗、セールなどによって変わる。
それでも、毎日の習慣にすると月単位ではそれなりの金額になる。
「1個200円以下だから安い」
ではなく、
「これを30回買ったらいくらになるか」
で考える必要がある。
一人暮らしの食費では、こうした小さな固定費が意外と大きい。
普通のヨーグルトならもっと安くできる
価格だけを重視するなら、大容量の普通のヨーグルトが有利になりやすい。
例えば400g入りを買って、100gずつ食べれば約4食分。
一度に全部食べる必要はない。
毎朝100g程度を取り分けるなら、一つの商品を数回に分けて使える。
ギリシャヨーグルトの小分け商品を毎日一つ買う方法と比較すると、一食あたりの価格を抑えやすい。
そのため、
「とにかく安く毎日ヨーグルトを食べたい」
という目的なら、普通の大容量ヨーグルトのほうが向いているだろう。
ただし、価格だけでは決められない部分もある。
一人暮らしでは「食べ切れるか」もコスト
大容量ヨーグルトは安くても、食べ切れなければ意味がない。
買った日は食べる。
翌日も食べる。
ところが3日目には別の朝食が食べたくなる。
そのまま冷蔵庫の奥へ。
気づいたら時間が経っていた。
一人暮らしでは、こうしたことが起こりやすい。
家族がいれば誰かが食べる可能性があるが、一人なら最後まで自分で消費する必要がある。
例えば安い大容量ヨーグルトを買っても、半分しか食べずに処分したら、実質的なコスパはかなり悪くなる。
その点、小分けされたギリシャヨーグルトなら一回で食べ切りやすい。
つまり、
値札が安い=自分にとってコスパがいい
とは限らない。
これは一人暮らしの食事ではかなり重要だと思う。
高タンパクという価値をどう見るか
ギリシャヨーグルトを選ぶ理由として大きいのがタンパク質だ。
ただし、すべてのギリシャヨーグルトが同じ栄養成分ではないため、実際には商品の栄養成分表示を確認したい。
そのうえで、高タンパクタイプの商品なら、
「ヨーグルトを食べる」
だけではなく、
「朝食や間食でタンパク質を追加する」
という役割を持たせられる。
例えば朝食が、
パンだけ。
おにぎりだけ。
バナナだけ。
という日。
ここにギリシャヨーグルトを一つ追加する。
これなら料理をしなくても食事を少し組み立てやすくなる。
卵を焼く必要もない。
肉を調理する必要もない。
皿をほとんど使わなくてもいい。
この便利さにお金を払っていると考えれば、単純に普通のヨーグルトと価格だけを比較する必要もなくなってくる。
「時間」まで含めると評価が変わる
一人暮らしの食事では、食材費以外にもコストがある。
調理時間。
洗い物。
買い物。
保存。
食材管理。
朝の忙しい時間に、
冷蔵庫から取り出す。
ふたを開ける。
食べる。
これだけで済む食品には、それ自体に価値がある。
特に、
「朝は料理したくない」
「仕事へ行く前に時間を使いたくない」
「食器を増やしたくない」
という人なら、多少価格が高くてもギリシャヨーグルトを選ぶ意味はある。
逆に時間に余裕があり、普通のヨーグルトを取り分けることを面倒に感じないなら、大容量タイプのほうが合理的だ。
毎日食べなくてもいい
ここで一つ考えたい。
ギリシャヨーグルトが便利だからといって、必ず毎日食べる必要があるのだろうか。
例えば、
月曜日:ギリシャヨーグルト+バナナ
火曜日:納豆+ご飯
水曜日:普通のヨーグルト+オートミール
木曜日:ゆで卵+パン
金曜日:ギリシャヨーグルト
こんな使い方でもいい。
週2回なら月8〜10個程度。
1個180円として10個なら1,800円。
毎日食べる場合より負担はかなり小さくなる。
「毎日食べる食品」ではなく「忙しい日に使う食品」
と考えると、一人暮らしでは使いやすい。
普通とギリシャを使い分ける
さらに現実的なのが、普通のヨーグルトとギリシャヨーグルトを両方使う方法だ。
普段は大容量の普通のヨーグルト。
忙しい朝は小分けのギリシャヨーグルト。
少しタンパク質を意識したい日はギリシャヨーグルト。
量を食べたい日は普通のヨーグルト。
こうすれば、どちらか一種類に固定する必要がない。
一人暮らしの食事では、
「毎日これを食べなければならない」
とルールを作りすぎると、逆に面倒になってしまう。
冷蔵庫とその日の気分を見て決めるくらいが続けやすい。
お菓子の代わりなら高く感じないこともある
もう一つ、比較対象を変えてみる。
ギリシャヨーグルトを普通のヨーグルトと比較すると高く感じる。
しかし、
ケーキ。
アイス。
菓子パン。
コンビニスイーツ。
こうした間食の代わりとして考えると、印象が変わることもある。
「甘いものを一つ買おう」
と思ったときにギリシャヨーグルトを選ぶ。
これなら単純な追加出費ではなく、もともと買う予定だった食品との置き換えになる。
大事なのは、
何と比較するか。
普通のヨーグルトの代用品なのか。
朝食なのか。
間食なのか。
目的によってコスパの評価は変わる。
一人暮らしなら「安さ」だけで決めなくていい
一人分の食事では、大容量の商品が必ずしも正解ではない。
安く買えても余らせる。
料理するつもりで食材を買っても使わない。
節約しようとして自炊材料を大量に買い、結局コンビニ弁当も買う。
これでは出費が二重になる。
それなら最初から、
少し高くても食べ切れる。
調理不要。
保存しやすい。
すぐ食べられる。
こういう食品を選ぶほうが、結果的に無駄が少ないこともある。
ギリシャヨーグルトは、その代表的な食品の一つだと思う。
結論|毎日なら高め。でも「便利代」まで考えればアリ
ギリシャヨーグルトは毎日食べるには高いのか。
価格だけを普通の大容量ヨーグルトと比較するなら、高くなりやすい。
特に一日1個を30日続ければ、小さな差が月単位では大きくなる。
だから節約最優先なら、大容量の普通のヨーグルトを小分けして食べる方法が向いている。
一方、一人暮らしでは価格以外も重要だ。
食べ切りやすい。
取り分けなくていい。
料理不要。
洗い物が少ない。
高タンパクタイプを選択できる。
朝食にも間食にも使える。
こうしたメリットまで含めれば、単純に「高いからダメ」とも言い切れない。
個人的に一番現実的だと思うのは、毎日ギリシャヨーグルトに固定しないこと。
普通のヨーグルト、卵、納豆、バナナなどと組み合わせながら、忙しい日やタンパク質を意識したい日にギリシャヨーグルトを使う。
一人暮らしの食事は、最安値を追い続けるより、
無理なく食べ切れて、無理なく続けられること。
そこまで含めて考えると、ギリシャヨーグルトは「少し高いけれど、使い方次第では十分アリ」というのが結論だ。


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