牛丼屋は、一人で外食する人にとってかなり入りやすい店だと思う。
一人客が珍しくない。
注文してから料理が出てくるまでが早い。
カウンター席がある。
価格も比較的分かりやすい。
そして何より、
「一人で入ってもまったく浮かない」
という安心感がある。
では、そんな牛丼屋に週5回通ったらどうなるだろう。
月曜日に牛丼。
火曜日も牛丼。
水曜日も行く。
木曜日も行く。
金曜日も牛丼屋。
仕事帰りの夕食として考えれば、十分ありそうな生活だ。
問題は、
飽きないのか?
ということ。
今回は、一人外食という視点から「牛丼屋に週5回」という生活を考えてみたい。
結論、牛丼そのものは飽きる可能性がある
最初に結論を書くと、毎回まったく同じ牛丼を注文していれば、さすがに飽きる可能性は高いと思う。
これは牛丼が悪いわけではない。
どんなに好きな料理でも同じだ。
毎日ラーメン。
毎日カレー。
毎日焼肉。
最初は最高でも、それが当たり前になると感動が薄くなる。
牛丼も、
「久しぶりに食べるとうまい」
から、
「今日もこれか」
へ変わってしまう可能性がある。
ただし、ここで一つポイントがある。
「牛丼に飽きる」と「牛丼屋に飽きる」は別だ。
牛丼屋には牛丼以外もある
牛丼屋という名前から、どうしても牛丼だけを想像する。
しかし実際には店によっていろいろなメニューがある。
定食。
カレー。
朝食。
卵。
サラダ。
みそ汁。
肉を使った別メニュー。
期間限定商品。
つまり週5回通ったとしても、毎日同じものを食べる必要はない。
月曜日は普通の牛丼。
火曜日は定食。
水曜日はカレー。
木曜日は牛丼に卵を追加。
金曜日は期間限定メニュー。
こうすれば同じ店でも結構変化が出る。
だから、
「週5回牛丼屋=週5回同じ牛丼」ではない。
ここを分けて考えると、意外と続けられそうだ。
一人飯では「選ぶのが面倒」が結構ある
一人暮らしをしていると、
「今日何を食べよう」
と考えること自体が面倒な日がある。
特に仕事で疲れている夜だ。
ラーメン?
定食?
コンビニ?
スーパー?
自炊?
店を検索する?
口コミを見る?
そんなことを考えているうちに時間が過ぎる。
牛丼屋に行くと決めてしまえば、この問題がほぼなくなる。
仕事が終わる。
牛丼屋へ行く。
食べる。
帰る。
非常にシンプルだ。
週5回という頻度には、食事の楽しさとは別に、
「考えなくていい」
というメリットがある。
一人で入りやすいことが最大の強み
一人外食では、料理だけで店を選んでいるわけではない。
入りやすさも重要だ。
高級レストラン。
おしゃれな店。
大人数向けの居酒屋。
こういう店に一人で入るのは、人によっては少し勇気がいる。
しかし牛丼屋なら、
「一名ですが大丈夫ですか?」
と心配することもほとんどない。
店に入る。
席に座る。
注文する。
食べる。
帰る。
この気楽さは大きい。
一人飯を日常化するなら、料理のおいしさだけでなく、心理的な負担の小ささも重要だと思う。
10分くらいで食事が終わるのも楽
牛丼屋の良さはスピードにもある。
もちろん混雑状況や店によるが、基本的には短時間で食事を済ませやすい。
一人で外食するとき、
「今日は食事に1時間使いたい」
という日ばかりではない。
むしろ、
「早く食べて家に帰りたい」
という日も多い。
そんなときに牛丼屋は強い。
注文。
食事。
会計。
全部含めても比較的短時間。
週5回通える理由は、味だけではなくこの効率にもある。
最初の一週間はおそらく余裕
牛丼が好きなら、週5回を一週間やるくらいなら、それほど苦痛ではないと思う。
問題は二週間目からだ。
最初は、
「今日は何を食べようかな」
と楽しめる。
ところが10回、20回と続いていくと、店に入った瞬間の新鮮さがなくなる。
メニューを見る。
知っている。
店内を見る。
知っている。
味も想像できる。
安心感は増える。
しかし刺激は減る。
この状態になったとき、
安心感を取るか、新鮮さを取るか
で評価が変わってくる。
常連になる楽しさも出てくる
一方、同じ店へ何度も通うことで生まれる楽しさもある。
店内の雰囲気に慣れる。
どの席が落ち着くか分かる。
混む時間帯が分かる。
注文も迷わなくなる。
そして店員さんの顔も何となく覚える。
向こうが自分を覚えているかどうかは分からない。
それでも、
「いつもの店」
という感覚が生まれる。
これは新しい店を毎日探す生活では得にくい。
一人飯では、行きつけがあること自体が結構心地いい。
「飽きる」と「安心する」は紙一重
同じ店。
同じ席。
同じ料理。
これを、
「飽きた」
と感じる人もいる。
一方で、
「落ち着く」
と感じる人もいる。
面白いところだ。
旅行では新しい料理を食べたい。
でも仕事帰りの夕食なら、いつもの味がいい。
そんな人も多いだろう。
食事に何を求めるかで、週5回の評価は大きく変わる。
刺激を求めるなら多すぎる。
安心を求めるなら、むしろ快適かもしれない。
トッピングだけでも結構変わる
牛丼そのものに飽きてきたら、トッピングを変える方法もある。
卵を加える。
ねぎ系を加える。
チーズ系を選ぶ。
辛味を足す。
サラダを付ける。
みそ汁を変える。
サイズを変える。
小さな違いだが、週5回となるとこういう変化が重要になる。
毎日まったく同じ味を食べ続けるより、
基本は同じだけど少し違う
くらいのほうが長続きしやすい。
週5回なら栄養面は考えたい
ここは味とは別の話だ。
週5回同じような食事をするなら、食事全体のバランスは意識したい。
牛丼だけで毎日の食事を完結させるのではなく、
野菜を追加する。
汁物を組み合わせる。
量を調整する。
朝食や昼食とのバランスを見る。
別の日には魚や豆類など違う食品を食べる。
牛丼屋に通うこと自体よりも、一日の食事全体が極端に偏らないようにすることのほうが大切だ。
「牛丼屋は悪い」と単純に決める必要はない。
食べ方の問題だと思う。
お金の計算もしやすい
週5回同じような価格帯の店へ行くと、食費を把握しやすい。
仮に一食700円とする。
週5回なら3500円。
4週間なら約1万4000円。
もちろん実際の金額は注文内容や店舗によって変わる。
でも毎日の予算が大きく変わらないので、
「今月、外食にいくら使ったか分からない」
という状態にはなりにくい。
一人暮らしでは、こういう予測しやすさも便利だ。
自炊と比べるとどうなのか
当然、自炊できるならもっと安くできる場合もある。
米を炊く。
肉を買う。
野菜を用意する。
自分で調理する。
しかし自炊には別のコストがある。
買い物。
調理。
洗い物。
保存。
食材管理。
時間。
疲れている日は、これが結構重い。
牛丼屋ならお金を払う代わりに、その手間をほとんど省略できる。
だから単純に、
「自炊より高いから損」
とは言い切れない。
時間まで含めて考えると、牛丼屋を使う価値は十分ある。
ただし「食べたい」から「習慣だから」になる
週5回を何カ月も続けると、一番変わりそうなのはここだ。
最初は、
「牛丼が食べたい」
と思って店へ行く。
しかし、そのうち、
「いつも行っているから行く」
になる。
食欲より習慣が先に来る。
これは悪いことではない。
朝起きたらコーヒーを飲む。
仕事帰りにスーパーへ寄る。
そういう生活習慣と同じだ。
ただ、ときどき、
「今日は本当に牛丼が食べたいのか?」
と考えてみてもいい。
実はラーメンが食べたい。
魚が食べたい。
家でゆっくり食べたい。
そう思ったら、その日は別のものを選べばいい。
週5回にこだわらなくていい
「牛丼屋に週5回通う」
と決めても、達成すること自体に意味はない。
月曜日。
牛丼。
火曜日。
牛丼。
水曜日。
「今日はさすがに違うものが食べたい」
なら、違う店へ行けばいい。
そして木曜日にまた戻る。
このくらい緩いほうが一人飯は楽しい。
誰かに合わせる必要がないのだから、ルールまで自分を縛る必要はない。
一人飯だからこそ自由に飽きられる
誰かと食事をすると、
「昨日ラーメンだったから今日は違うものにしよう」
などと相談する。
一人なら必要ない。
5日連続で牛丼でもいい。
突然飽きてカレーにしてもいい。
一週間行かなくてもいい。
そして久しぶりに戻ってもいい。
この自由さこそ一人飯の強みだ。
結論|週5回でも通える。でも毎回同じ牛丼なら飽きそう
一人で牛丼屋に週5回。
自分は、十分成立すると思う。
一人で入りやすい。
早い。
価格が分かりやすい。
メニューを選びやすい。
そして何より気楽だ。
ただし、毎回まったく同じ牛丼だけを食べ続ければ、さすがに飽きる可能性はある。
そこで定食にする。
カレーにする。
トッピングを変える。
サイドメニューを付ける。
たまには別の店へ行く。
そして、また牛丼へ戻る。
そのくらいでいい。
牛丼屋に週5回通う生活で本当に重要なのは、
「飽きない方法を探してまで週5回を守ること」ではない。
飽きたら別のものを食べる。
また食べたくなったら戻る。
一人飯なのだから、全部自分で決められる。
毎日の夕食に刺激を求める人には、週5回は多いかもしれない。
でも、
「仕事が終わった。今日は考えたくない。いつもの店でサッと食べて帰ろう」
という日が多い人にとっては、牛丼屋はかなり強い存在だ。
週5回通って分かるのは、牛丼に飽きるかどうかだけではない。
同じ店に通える安心感も、一人外食の立派な魅力なのだ。


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