一人暮らしをしていると、ときどき思う。
「炊飯器、本当に必要なのかな?」
毎日ご飯を食べる家庭なら、炊飯器はあって当たり前の家電かもしれない。
しかし一人暮らしでは事情が少し違う。
仕事から疲れて帰ってきて、米を量って、研いで、炊飯器にセットする。
食べ終わったら内釜を洗う。
余ったご飯は保存する。
これが面倒に感じる日もある。
そんなとき便利なのがパックご飯だ。
電子レンジで温めれば、すぐに食べられる。
では、一人暮らしなら炊飯器を使わず、パックご飯中心の生活でもいいのだろうか。
結論から言えば、十分アリだと思う。
ただし、食べる量や頻度によっては炊飯した方が向いている場合もある。
今回は、一人暮らしの「ラクな一人飯」という視点から考えてみる。
パックご飯最大のメリットはすぐ食べられること
パックご飯の一番大きなメリットは、とにかく簡単なことだ。
食べたい。
パックを用意する。
電子レンジで温める。
これだけ。
数分後には温かいご飯を食べられる。
炊飯の場合はそうはいかない。
炊飯器によって違いはあるものの、準備してから炊き上がるまで待つ必要がある。
もちろん予約炊飯を使えば帰宅時間に合わせることもできる。
しかし毎日決まった時間に帰宅するとは限らない。
「今すぐ食べたい」
という一人暮らしでは、パックご飯の手軽さはかなり強い。
米を炊く気力すらない日がある
自炊というと、料理を作る部分に注目しがちだ。
しかし疲れている日は、ご飯を炊く準備すら面倒になる。
米を量る。
研ぐ。
水を入れる。
炊飯する。
食後に内釜を洗う。
一つ一つは簡単だ。
それでも疲れた夜には、この小さな作業の積み重ねが面倒になる。
パックご飯なら、その工程をほぼ全部省略できる。
例えば、
パックご飯+納豆。
パックご飯+豆腐。
パックご飯+サバ缶。
パックご飯+スーパーの総菜。
これだけでも夕食になる。
「今日は料理したくない」
という日に、ご飯だけでもすぐ用意できるのはありがたい。
一人分を作りやすい
炊飯器で困ることの一つが量だ。
一人暮らしでも一度に何合か炊いて、小分けして冷凍する方法はある。
これはかなり合理的だと思う。
ただ、冷凍する作業が必要になる。
炊き上がったご飯を分ける。
容器やラップに入れる。
冷ます。
冷凍庫へ入れる。
食べるときに解凍する。
慣れてしまえば簡単だが、これすら面倒に感じる人もいる。
パックご飯なら最初から一食分になっている。
食べたいときに一個。
必要な分だけ開ければいい。
一人飯との相性はかなりいい。
長期間保存できる安心感もある
パックご飯は常温で保管できる商品が多い。
これは一人暮らしでは便利だ。
「家に何もない」
という日でも、パックご飯があれば何とかなる。
さらに缶詰やレトルト食品を置いておけば、
パックご飯+レトルトカレー。
パックご飯+缶詰。
パックご飯+インスタント味噌汁。
といった食事がすぐ作れる。
毎日これだけでは食事が偏りやすいが、「疲れた日の予備」として考えると非常に便利だ。
体調が悪くて買い物へ行きたくない日にも助かる。
炊飯器を置かなくていい
意外と大きいのがスペースの問題だ。
一人暮らしのキッチンは広いとは限らない。
電子レンジ。
電気ケトル。
トースター。
調理器具。
食器。
いろいろ置いていくと、すぐスペースがなくなる。
炊飯器もそれなりの場所を取る。
パックご飯中心なら、炊飯器そのものを置かない選択もできる。
空いた場所を調理スペースにしたり、別の家電を置いたりできる。
狭いキッチンほど、このメリットは大きい。
一方で価格は考えたい
もちろんパックご飯にもデメリットはある。
その一つが価格だ。
一般的には、米を買って自宅で炊く方が一食あたりの費用を抑えやすい。
毎日朝晩ご飯を食べるような人なら、その差は積み重なる。
例えば一日2食。
一か月なら約60食。
一年なら700食を超える。
こうなると、一食ごとの差が小さくても年間では大きくなる可能性がある。
逆に、
「週に数回しか家でご飯を食べない」
という人なら話は変わる。
米を買ってもなかなか減らない。
炊飯する回数も少ない。
そんな生活なら、多少単価が高くてもパックご飯の便利さを選ぶ考え方は十分ある。
時間にも値段があると考える
単純な食費だけなら炊飯が有利でも、私はもう一つ考えたい。
それが時間だ。
炊飯の準備。
炊き上がりを待つ時間。
内釜を洗う時間。
冷凍保存する時間。
一回だけなら大したことはない。
しかし毎日のことになると積み重なる。
パックご飯にすることで一日数分でも家事を減らせるなら、その時間を休憩に使える。
風呂に入る。
ブログを書く。
動画を見る。
早く寝る。
何もしない。
そう考えると、
「少し高い代わりに時間と手間を買っている」
とも言える。
一人暮らしでは、この考え方もありだと思う。
ゴミが増えるのはデメリット
パックご飯を頻繁に使うと容器のゴミが出る。
これは炊飯にはないデメリットだ。
一日一個なら一週間で7個。
毎日二個なら14個になる。
一つ一つは小さくても、積み重なるとそれなりの量だ。
購入するときも複数パックを持ち帰る必要がある。
ゴミをなるべく減らしたい人には、炊飯の方が向いているだろう。
味は「自分が満足できるか」でいい
炊きたてのご飯が好きな人なら、炊飯器を使う価値は大きい。
米の種類や水加減にもこだわれる。
一方、
「普通においしく食べられれば十分」
という人なら、パックご飯でも満足できるかもしれない。
ここは正解がない。
食事は毎日のことだから、他人の評価より自分が続けられることの方が重要だ。
高性能な炊飯器を買っても、面倒になって使わなければ意味がない。
パックご飯で気楽に食べられるなら、それも立派な選択だ。
パックご飯だけに決めなくてもいい
さらに現実的なのは、
「炊飯かパックご飯か」の二択にしないこと。
時間がある休日は炊く。
疲れた平日はパックご飯。
炊いたご飯の冷凍が残っていれば、それを食べる。
何もなければパックご飯。
これでもいい。
一人暮らしは自分一人なのだから、毎日同じ方法に統一する必要はない。
その日の体力や時間に合わせて変えればいい。
パックご飯中心が向いている人
個人的には、次のような人ならパックご飯中心の生活と相性がいいと思う。
家でご飯を食べる回数が少ない。
帰宅時間が不規則。
料理や後片付けを減らしたい。
キッチンが狭い。
一度に一食分だけ食べたい。
疲れた日の食事を簡単にしたい。
逆に、毎日ご飯を何杯も食べる人や家での食事回数が多い人は、炊飯した方がコスト面で有利になりやすい。
大切なのは、「一人暮らしなら炊飯器を持つのが普通」という固定観念だけで決めないことだと思う。
まとめ|一人暮らしならラクを優先してもいい
炊飯器を使わず、パックご飯中心。
私は十分アリだと思う。
確かに一食あたりの価格だけを比較すれば、米をまとめて買って炊く方が安くなりやすい。
しかし一人暮らしでは価格だけがすべてではない。
準備がいらない。
すぐ食べられる。
一食分になっている。
保存しやすい。
洗い物が減る。
炊飯器を置かなくてもいい。
こうしたメリットもある。
仕事から帰ってきて何もしたくない夜。
電子レンジでパックご飯を温める。
納豆を出す。
豆腐を一つ出す。
インスタントの味噌汁を作る。
それだけでも食事はできる。
毎日完璧な自炊を目指して疲れてしまうより、簡単な方法を用意しておいた方が長く続く。
一人飯は「どう炊くか」より、「無理なくちゃんと食べられるか」の方が大切。
炊飯器を使わない生活も、パックご飯と炊飯を使い分ける生活も、自分に合っているならそれでいい。
一人暮らしの食事は、もっと自由でいいと思う。


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