『ドラゴンクエストI』を遊んだことがある人なら、薬草のお世話になった経験があると思う。
序盤の勇者にとって、薬草はかなりありがたい存在だ。
敵と戦う。
HPが減る。
薬草を使う。
そして再び冒険へ向かう。
ゲームとしては何の疑問もなく使っているのだが、SoloEat目線で考えると、どうしても気になることがある。
「そもそも薬草って、どうやって使っているんだ?」
傷口に塗るのか。
煎じて飲むのか。
それとも――
そのまま食べるのか?
もし食べるのであれば、さらに気になる。
ドラクエ1の薬草は、うまいのだろうか。
今回はアレフガルドを一人旅する勇者になったつもりで、薬草の味と食べ方を本気で想像してみたい。
※本記事は『ドラゴンクエスト』を題材にした非公式の空想・考察です。作中の薬草の味や具体的な調理法を公式設定として説明するものではありません。
まず「薬草」という名前からして苦そう
最初に思うのはこれだ。
たぶん、そのままではあまりうまくない。
「薬草」という言葉から連想するのは、レタスやキャベツではない。
もっと野性的な植物だ。
ヨモギ。
ドクダミ。
漢方薬に使われそうな草。
葉をかじった瞬間、
「苦っ!」
となりそうなイメージがある。
もし甘くてジューシーなら「薬草」ではなく、普通に野菜や果物として流通している気がする。
効果は高い。
でも味は悪い。
ゲームの回復アイテムとしては、むしろそのほうが薬草らしい。
勇者は生でムシャムシャ食べるのか?
戦闘中に薬草を使えるということは、かなり素早く使用できるはずだ。
敵と戦っている最中に、
鍋を出す。
水を入れる。
火を起こす。
20分煮込む。
そんなことをしていたら、その間に攻撃されてしまう。
となると、一番簡単なのはそのまま口に入れる方法だ。
袋から薬草を取り出す。
葉っぱを数枚つかむ。
口へ入れる。
噛む。
飲み込む。
HP回復。
かなりワイルドである。
ただ、毎回これをやっているとしたら勇者は相当薬草の味に慣れている。
最初は苦くても、
「この苦さが効くんだよ」
くらい言うようになるかもしれない。
実は乾燥薬草かもしれない
自分はこちらの可能性も高いと思う。
生の植物は長期間持ち歩きにくい。
勇者は何日も町から離れることがある。
それなら薬草を乾燥させておけばいい。
水分を抜く。
小さな袋に入れる。
必要なときに取り出す。
これなら携帯性がかなり上がる。
見た目としては乾燥ハーブに近いだろうか。
問題はさらに苦そうなことだ。
乾燥させた葉を直接ボリボリ食べる。
口の中の水分まで持っていかれそうである。
水なしではかなりつらそうだ。
お茶にしたら意外とうまそう
SoloEatとして一番試してみたいのは、
薬草茶。
夜。
一日の冒険が終わる。
勇者が森の近くで焚き火をする。
小さな鍋に水を入れる。
薬草を数枚。
しばらく煮出す。
カップへ注ぐ。
湯気が立つ。
そのままでは苦いかもしれない。
でも寒い夜なら、かなりありがたい飲み物になりそうだ。
戦闘で疲れた身体に温かい薬草茶。
これなら普通に飲んでみたい。
もし蜂蜜があればさらに強い。
苦味のある薬草茶に蜂蜜。
これは一気に「薬」から「飲み物」になる。
薬草スープならもっといける?
次に考えたいのがスープだ。
薬草だけを煮ると苦そうなので、ほかの食材を入れる。
ジャガイモ。
タマネギ。
キノコ。
川魚。
そして薬草。
塩で味を整える。
これなら薬草の苦味がスープ全体に広がって、ハーブのような役割になる可能性がある。
現実の料理でも香草を使う。
ならばアレフガルドの人々が、薬草を料理に利用していても面白い。
「薬草入り勇者スープ」
みたいな料理がラダトームの食堂にあったら、自分なら注文する。
薬草サラダはどうだろう
これはかなり微妙だ。
新鮮な薬草を洗う。
皿に盛る。
塩。
油。
完成。
見た目だけなら普通のグリーンサラダだ。
しかし一口食べた瞬間、猛烈に苦かったら悲しい。
レタスのつもりで大量に口へ入れてしまったら大変である。
それでも若い葉だけなら柔らかくて食べやすい可能性もある。
薬草にも旬があるとしたら、
「春の新芽だけは苦味が少なくてうまい」
なんて設定があったら面白い。
ラダトームの春限定メニューになりそうだ。
薬草の天ぷらは絶対に強い
もしアレフガルドに油と衣があるなら、個人的に試したいのがこれ。
薬草の天ぷら。
これは可能性がある。
山菜だって天ぷらにするとかなりうまい。
薬草にも独特の苦味があるなら、油との相性がいいかもしれない。
衣はサクサク。
中は少し苦い。
そこへ塩。
これは普通に食べられそうだ。
薬草の回復効果が加熱しても残るなら、
「食事をしながらHPも回復」
という夢の料理になる。
冒険者向けの食堂なら大人気ではないだろうか。
薬草100枚食べたらどうなる?
ここで変な疑問が出てくる。
薬草でHPが回復するなら、大量に食べればもっと健康になるのだろうか。
これはたぶん違う。
何でも食べすぎはよくない。
今回の空想設定でも、薬草には適量があると考えたい。
1枚なら身体にいい。
数枚なら回復。
100枚食べたら腹を壊す。
これくらいのバランスが自然だ。
勇者が、
「HPを一気に回復したい!」
と薬草を両手いっぱい食べた結果、翌朝お腹を押さえている。
世界を救う前に宿屋から出られない。
そんな勇者は少し嫌だ。
ラダトームでは普通の食材だった可能性
逆に考えてみる。
プレイヤーにとって薬草は「回復アイテム」だ。
しかしアレフガルドの住民にとっては、普通の植物なのかもしれない。
道具屋で売っている。
冒険者が買う。
家庭にも置いてある。
それなら料理法が発達していても不思議ではない。
薬草茶。
薬草スープ。
薬草パン。
薬草入りオムレツ。
薬草の塩漬け。
薬草ソース。
町の人は普通に食べていて、勇者だけが、
「これ回復アイテムじゃないの?」
と驚いている。
そんな世界だったら面白い。
勇者の朝食に薬草はありか?
自分なら朝食に少し使いたい。
パン。
卵。
スープ。
そこへ薬草を少量。
現代でいうパセリやハーブのような位置づけだ。
薬草だけを山盛り食べるのではない。
料理に少し加える。
これなら毎日でもいけそうだ。
しかも冒険へ出発する前に食べれば、
「今日も身体を整えた」
という気分になれる。
勇者の朝食としてかなり合理的ではないだろうか。
スライムと薬草、食べるならどっち?
以前考えたスライム料理と比較してみる。
目の前に二つある。
青いプルプルした謎のモンスター食材。
そして緑色の薬草。
どちらかを食べなければならない。
これは簡単だ。
自分なら100%薬草を選ぶ。
苦くても植物だ。
少なくとも道具屋で普通に売られている回復アイテムという安心感がある。
スライムは何でできているのかすら分からない。
薬草茶とスライムステーキなら、迷う必要もない。
薬草茶である。
SoloEat的・薬草料理ランキング
もしアレフガルドで薬草料理を食べられるなら、自分の順位はこうなる。
1位 薬草の天ぷら
2位 蜂蜜入り薬草茶
3位 薬草とジャガイモのスープ
4位 薬草入りパン
5位 薬草オムレツ
6位 薬草サラダ
7位 生薬草そのまま
やはり生は最下位。
回復するためとはいえ、草をそのままムシャムシャ食べるのはきつい。
料理してほしい。
結論|ドラクエ1の薬草はうまいのか?
今回の結論。
そのまま食べたら、たぶん苦くてあまりうまくない。
しかし料理次第では化ける。
特に天ぷら。
スープ。
お茶。
この3つはかなり可能性を感じる。
ゲームでは薬草は「HPを回復する道具」として見る。
でも食材として考えてみると、一気に世界が広がる。
勇者だって腹は減る。
毎日パンと干し肉だけでは飽きるだろう。
だったら旅の途中で採れた薬草を料理する日があってもいい。
夜のアレフガルド。
焚き火。
小さな鍋。
一人で座る勇者。
そこから薬草スープの湯気が上がっている。
一口飲む。
少し苦い。
でも温かい。
身体が少し楽になる。
そして勇者が一言。
「薬草って、そのまま使うよりスープにしたほうがうまいな」
そんなドラクエ1のソロ飯があっても、自分は結構好きだ。


コメント