新宿で何を食べようか考えていた。
ラーメン。
牛丼。
定食。
新宿には一人で入りやすい店がたくさんある。
私は一人で食事をすることに慣れている。
むしろ誰かと一緒に店を探すより、一人のほうが早い。
食べたい。
入る。
食べる。
それで終わりだ。
この日はスパゲッティーのパンチョ新宿店へ行った。
パンチョといえばナポリタン。
私はそんなイメージを持っている。
昔ながらのナポリタン。
太めの麺。
濃い味。
一人でお腹いっぱい食べたい日に向いている。
しかしこの日、私が選んだのは普通のナポリタンではなかった。
旨辛ナポ。
名前からして辛そうだ。
私は注文した。
そして食べてみた。
辛い。
確かに辛い。
しかし。
かなり美味しかった。
今回は、スパゲッティーのパンチョ新宿店で旨辛ナポを一人で食べた日のことを書いてみたい。
普通のナポリタンではなく旨辛ナポを選んだ
店に入る前から、ナポリタンを食べる気持ちはあった。
パンチョへ行く。
だったらナポリタン。
非常に単純だ。
私は食事をするとき、そこまで長時間悩まない。
メニューを何十分も見るタイプではない。
一人で食べるときは特に早い。
しかし普通のナポリタンだけではなく、少し違うメニューが気になった。
旨辛ナポ。
「旨辛」
この言葉は強い。
ただ辛いのではない。
旨い。
そして辛い。
本当にそうなのか。
私は少し気になった。
辛すぎたら嫌だな。
そんな気持ちもあった。
私は激辛料理専門の人間ではない。
何でも唐辛子を大量にかけるわけでもない。
辛さを競いたいわけでもない。
しかし少しくらい辛い料理は食べられる。
それなら食べてみよう。
私は旨辛ナポを選んだ。
見た瞬間から普通のナポリタンとは少し違った
料理が出てきた。
ナポリタン。
しかし普通のナポリタンとは少し雰囲気が違う。
私は見ながら思った。
「これは辛そうだな」
食べる前から少し警戒した。
しかし同時に美味しそうだった。
ナポリタンという料理には独特の安心感がある。
パスタというより、私はスパゲッティという言葉のほうが似合うと思っている。
子どもの頃から知っている味。
喫茶店。
洋食屋。
家庭の食卓。
そんなイメージがある。
そこへ辛さが加わる。
昔ながらの料理と刺激的な味。
私はフォークを持った。
一口食べた。
辛い。でも美味しい
最初の感想。
辛い。
やっぱり辛かった。
「旨辛」という名前なので当然なのだが、普通のナポリタンを想像して食べると違う。
口の中に辛さが来る。
私は少し驚いた。
しかし次に思った。
美味しい。
辛いだけではない。
ナポリタンの濃い味がある。
そこに辛さが加わっている。
一口。
また一口。
食べる。
辛い。
でもフォークが止まらない。
私は激辛料理を食べたとき、
「辛すぎて味が分からない」
と感じることがある。
辛さだけが残る。
何を食べているのか分からなくなる。
しかし、この日に食べた旨辛ナポは私には違った。
ちゃんと美味しい。
そして辛い。
名前通りだと思った。
太めのスパゲッティと濃い味が合う
私はパンチョのような太めのスパゲッティが好きだ。
細いパスタも美味しい。
しかしナポリタンなら太めがいい。
フォークで巻く。
口へ入れる。
麺の存在感がある。
濃い味にも負けない。
旨辛ナポは特に、麺が細すぎたら印象が変わる気がする。
辛さ。
濃い味。
スパゲッティ。
それぞれが強い。
私は食べながら、
「かなり美味しいな」
と思った。
新宿には食べる店が多い。
だから一度行った店へ必ずまた行くとは限らない。
次は違う店。
新しい店。
そんな選択もできる。
しかし旨辛ナポは、また食べてもいいと思った。
一人だから辛くても黙って食べる
私は一人で食べていた。
辛い。
少し口の中が熱くなる。
誰かと一緒なら、
「これ辛いね」
と言うかもしれない。
「一口食べる?」
そんな会話もあるかもしれない。
しかし一人だ。
何も言わない。
黙って食べる。
辛い。
水を飲む。
また食べる。
私はこういう一人飯が嫌いではない。
料理と自分だけ。
会話はない。
相手の食べる速度を気にしない。
自分が辛そうな顔をしていても誰も気にしない。
食べる。
水。
食べる。
また水。
非常に単純だ。
一人で食事をすると、料理そのものを強く覚えていることがある。
誰と何を話したかではない。
「あの日、あれは辛かった」
「あの麺は美味しかった」
味の記憶が残る。
この日の旨辛ナポも、私の中ではそんな一皿になった。
辛いのに食べる速度は落ちなかった
私はもともと食事が早い。
一人なら10分くらいで食べ終わることもある。
ゆっくり会話をしながら一時間。
そういう食事はあまり多くない。
旨辛ナポは辛かった。
普通なら少し食べる速度が落ちてもいい。
しかし私は食べた。
フォークで巻く。
口へ入れる。
水を飲む。
また食べる。
美味しい料理は食べる速度が上がる。
私の場合は特にそうだ。
味わっていないわけではない。
美味しいから次を食べたくなる。
一口食べる。
「美味しい」
次。
また次。
結果的に早く食べ終わる。
旨辛ナポもそんな感じだった。
辛さより食欲が勝った。
ナポリタンは甘いだけではなかった
私の中でナポリタンは、少し甘いイメージがある。
ケチャップ。
昔ながらの味。
優しい。
懐かしい。
そんな印象だ。
しかし旨辛ナポを食べて、そのイメージが少し変わった。
ナポリタンは辛くしても成立する。
しかもかなり美味しい。
考えてみれば不思議ではない。
濃い味と辛さは相性がいい。
しかし私は実際に食べるまで、
「普通のナポリタンのほうが無難かな」
という気持ちもあった。
食べてよかった。
いつも同じ物を注文する安心感もある。
しかし少し違うメニューを選ぶと、新しいお気に入りが見つかることがある。
大げさな挑戦ではない。
昼ご飯のメニューを変えただけ。
それでも小さな発見だった。
新宿で一人スパゲッティも悪くない
新宿で一人飯。
私はかなり普通にできる。
周囲を気にしなくなった。
一人でラーメン。
一人で牛丼。
一人で定食。
一人でスパゲッティ。
食べたい物を食べる。
それだけだ。
パンチョのように、しっかり食べるタイプの店は一人でも入りやすいと私は感じる。
料理を食べる目的がはっきりしている。
入る。
注文する。
食べる。
出る。
私はこの流れが好きだ。
カフェで一人ゆっくりする時間もいい。
しかし腹が減っているときは、もっと単純でいい。
スパゲッティを食べたい。
だったら食べる。
この日の私は、旨辛ナポを食べた。
そして満足した。
辛さが苦手な人には普通のナポリタンがいいかもしれない
私は旨辛ナポを美味しいと思った。
しかし辛さの感じ方には個人差がある。
私が大丈夫でも、別の人には辛すぎる可能性がある。
逆に激辛好きの人なら、
「全然辛くない」
と思うかもしれない。
だから辛さを数字で断定するのは難しい。
私の感想は、
「ちゃんと辛い。でもかなり美味しい」
だった。
辛い料理が苦手なら、普通のナポリタンのほうが安心だと思う。
私は次に行ったとき、また旨辛ナポを頼むかもしれない。
それくらい気に入った。
辛くてもかなり美味しかった
スパゲッティーのパンチョ新宿店で旨辛ナポを食べた。
辛かった。
これは間違いない。
食べながら水も飲んだ。
口の中に辛さが残った。
しかし美味しかった。
かなり美味しかった。
私は普通のナポリタンも好きだ。
昔ながらの濃い味。
太めのスパゲッティ。
それだけでも満足できる。
しかし旨辛ナポには、普通のナポリタンとは違う刺激があった。
辛い。
食べる。
美味しい。
また食べる。
一人で黙々と食べた。
新宿で何を食べようか迷った日。
私は旨辛ナポを選んだ。
少し辛さを警戒していた。
でも結果は当たりだった。
辛い料理は、辛ければいいわけではない。
私はそう思う。
辛さの向こうに美味しさがあるか。
また食べたいと思うか。
この日の旨辛ナポは、私には両方あった。
スパゲッティーのパンチョ新宿店の旨辛ナポ。
辛くてもかなり美味しかった。
いや。
「辛くても」ではないのかもしれない。
あの辛さがあったから、私は最後まで夢中で食べたのだと思う。
これもまた、新宿で一人飯をした日の小さな記録である。


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