焼肉屋へ行くと、私はホルモンが気になる。
カルビやロースもいい。
でも、メニューにホルモンが並んでいると、
「今日はどれを食べようか」
と考えてしまう。
シマチョウ。
マルチョウ。
ハツ。
レバー。
ミノ。
センマイ。
店によって名前も種類も違う。
そこで、ふと思った。
ホルモンだけを100皿食べて記録したら、本当に自分が一番好きな部位が分かるのではないか?
一回食べただけなら、その日の体調や店の味付けに左右される。
でも100皿ならどうだろう。
今回は、そんな「ホルモン100皿計画」を考えてみたい。
そもそも自分の一番好きなホルモンは何だろう
「好きなホルモンは?」
と聞かれたら、何となく答えることはできる。
でも、本当にそれが一番なのか。
意外と難しい。
脂が多くておいしかった。
食感が好きだった。
タレがおいしかった。
その店自体が好きだった。
いろいろな要素が混ざっている。
例えばマルチョウを食べて、
「やっぱり脂がうまい」
と思う。
次の店でミノを食べれば、
「このコリコリ感もいいな」
と思う。
ハツを食べれば、
「脂が少なくて食べやすい」
となるかもしれない。
結局、その場では全部おいしい。
だからこそ記録して比較したら面白そうだ。
100皿ならどのくらいかかる?
一回の一人焼肉でホルモンを2皿食べるとする。
100÷2=50回。
50回焼肉へ行けば達成できる。
一か月に2回なら約25か月。
2年ちょっとだ。
一回3皿なら約34回。
月2回なら1年半くらいになる。
こう考えると、100皿は途方もない数字ではない。
もちろん毎回ホルモンだけを食べる必要はない。
普通に焼肉を楽しみながら、その中で食べたホルモンを一皿ずつ記録すればいい。
気づいたら100皿になっている。
そのくらいのペースがちょうどよさそうだ。
まずは部位を記録する
100皿企画をやるなら、最低限記録したいのが部位だ。
ただ、ここで少し難しい問題がある。
ホルモンの名称は店によって違うことがある。
同じような部位でも別の名前で提供される場合がある。
逆に「ホルモン」という大きなくくりだけで出てくる店もある。
だから、無理に自分で断定せず、基本的には店のメニューに書かれている名称をそのまま記録するのがよさそうだ。
「○○店・ホルモン」
「△△店・シマチョウ」
という形なら後から確認できる。
味だけなら100点満点で採点する?
せっかく100皿食べるなら、点数もつけてみたい。
例えば、
味:90点。
食感:85点。
脂:95点。
食べやすさ:75点。
また食べたい度:95点。
こんな感じだ。
ただし細かくしすぎると続かない。
毎回焼肉屋でスマホを開いて10項目も入力していたら、食事を楽しめなくなる。
だから私なら、
「満足度」と「また食べたい度」
くらいにする。
そして一言。
「脂が甘い」
「コリコリしている」
「少し重かった」
「ビールに合いそう」
「もう一皿いける」
これだけでも100件集まれば十分なデータになる。
シマチョウが一位になる?
個人的に100皿企画で上位に来そうだと思うのが、シマチョウ系だ。
焼いて脂が落ちる。
表面が香ばしくなる。
噛むと独特の食感がある。
ホルモンを食べている感じも強い。
ただ、脂が多いものは一皿目には最高でも、三皿目には重く感じることがある。
ここが面白い。
「一口目のおいしさ」と「一皿食べ切った満足度」は違う。
100皿記録すれば、この違いも見えてくるかもしれない。
マルチョウは脂の強さで勝てるか
マルチョウも強そうだ。
ぷるっとした脂。
焼いたときの香ばしさ。
口に入れたときの存在感。
「ホルモンを食べに来た」
という満足感ではかなり上位になりそうだ。
しかし100皿という長期戦になるとどうなるか。
年齢によって好みが変わる可能性もある。
最初の20皿では、
「脂こそホルモン」
と思っていたのに、
80皿を超えたころには、
「最近はハツの方が食べやすい」
となるかもしれない。
100皿企画は、自分の好みの変化まで記録できる。
ミノは食感で強い
ホルモンの魅力は脂だけではない。
食感も大きい。
その代表として思い浮かぶのがミノだ。
コリコリ。
噛む。
また噛む。
肉とは違う独特の食感がある。
脂の多い部位と一緒に食べると、途中でミノを挟むことで変化も出る。
もし「100皿の中で最も何度も注文した部位」を集計したら、派手な脂系ではなくミノが一位になる可能性もある。
好きとは、必ずしも一口目の衝撃だけではない。
何度でも食べたくなることも「好き」の一つだ。
ハツが後半に伸びてくるかもしれない
100皿企画で面白そうなのがハツだ。
比較的あっさりしていて、肉に近い感覚で食べやすい。
脂たっぷりのホルモンとは方向性が違う。
最初は地味に感じるかもしれない。
しかし何十回も焼肉へ行くと、
「今日は重いものはいいかな」
という日が出てくる。
そんなときハツが強い。
つまり100皿企画では、最初は目立たなかった部位が後半で順位を上げることも考えられる。
これも実際に記録しないと分からない。
レバーは別枠になる?
レバーもホルモン系メニューでは定番だ。
独特の味。
独特の食感。
好き嫌いが分かれやすい。
私ならレバーも100皿企画に入れる。
ただし重要なのは、店の案内どおり十分に加熱して食べること。
ホルモンは部位によって加熱の仕方も違うため、安全面は最優先にしたい。
「おいしく食べる企画」なのだから、無理な食べ方をする必要はない。
値段も記録すると面白い
100皿すべての価格も記録したい。
仮に一皿平均700円なら、
700円×100皿=7万円。
800円なら8万円。
1000円なら10万円。
実際には店や量によってかなり違うだろう。
でも最終的に、
「ホルモン100皿に合計いくら使った?」
という別記事が作れる。
さらに、
一番安かった皿。
一番高かった皿。
価格に対する満足度が高かった皿。
これも比較できる。
SoloEatとの相性がいい。
店による違いの方が大きい可能性
100皿食べると、もう一つ分かりそうなことがある。
それは、
部位より店の違いの方が大きいのではないか
ということだ。
同じシマチョウでも、
切り方。
大きさ。
下処理。
鮮度。
タレ。
焼き台。
提供方法。
いろいろ違う。
A店のシマチョウは95点。
B店では75点。
一方、普段それほど注文しないミノがC店では98点。
そんなこともありそうだ。
すると最終的な結論が、
「一番好きな部位はシマチョウ」
ではなく、
「部位より店選びが重要だった」
になる可能性もある。
それはそれで面白い。
タレと塩でも順位が変わる
味付けも重要だ。
同じ部位でも、
タレ。
塩。
味噌。
辛味。
などで印象が変わる。
100皿記録するなら、
「シマチョウ・タレ」
「シマチョウ・塩」
くらいは分けてもいいかもしれない。
ただし細分化しすぎるとデータがバラバラになる。
最初は店のメニュー名を記録して、後から大きく分類する方法がよさそうだ。
一人焼肉だから比較しやすい
この企画は一人焼肉と相性がいい。
誰かと焼肉へ行くと、
「これ食べよう」
「次これ頼もう」
と相談する。
一人なら全部自分で決められる。
今日はハツ。
次はミノ。
最後にシマチョウ。
全部、自分の好みで注文できる。
さらに一皿を自分で食べるので、感想も分かりやすい。
一人焼肉は、自分の好みを調べる実験のようにもできる。
100皿ランキングを作りたい
100皿達成したら、最終的にランキングを作りたい。
例えば、
1位 ○○
2位 ○○
3位 ○○
という単純なランキングだけではない。
最も注文した部位。
平均満足度が高かった部位。
コスパが良かった部位。
もう一度食べたい部位。
脂を楽しみたい日に選ぶ部位。
あっさり食べたい日に選ぶ部位。
こう分ければ、単純な順位以上に自分の好みが分かる。
100皿目は何を注文する?
そして企画として一番楽しみなのが100皿目だ。
記念だから一番好きなホルモンを注文するのか。
それとも今まで食べたことのない部位へ挑戦するのか。
私は後者も面白いと思う。
99皿食べて、
「自分はシマチョウ派だ」
と思っていた。
ところが100皿目に初めて食べた部位が一番おいしかった。
そんな終わり方もある。
100皿食べても、まだ知らない味がある。
それなら101皿目へ行けばいい。
100皿で終わらず1000皿へ?
100皿達成すると、次の数字が見えてくる。
500皿。
1000皿。
さすがに1000皿はかなり長い。
でも10年、20年単位ならどうだろう。
一人焼肉へ行くたびに記録していけば、数字は少しずつ増えていく。
そして長期間になれば、
50代で好きだった部位。
60代で好きな部位。
70代で選ぶ部位。
という変化まで比較できる。
これは普通の焼肉レビューとは違う。
一人の人間が何十年もホルモンを食べた記録になる。
AIに100皿を分析させてみたい
100皿分のデータが集まったら、AIにも分析させてみたい。
部位。
価格。
満足度。
店。
味付け。
食べた日時。
一緒に注文した料理。
こうした情報を入力する。
すると、
「あなたは脂の多い部位を高く評価する傾向があります」
「夏より冬の方がホルモンの満足度が高いです」
「価格と満足度にはあまり関係がありません」
といった、自分では気づかなかった傾向が見つかるかもしれない。
100皿は食事であると同時に、100件の自分専用データでもある。
結局、一番好きな部位は何になる?
今の段階では答えは分からない。
だから100皿食べる意味がある。
シマチョウかもしれない。
マルチョウかもしれない。
ミノかもしれない。
ハツかもしれない。
あるいは別の部位かもしれない。
そして最終的に、
「一番は決められなかった」
という結論になる可能性もある。
脂を食べたい日。
食感を楽しみたい日。
あっさり食べたい日。
その日の気分によって一位が変わるからだ。
まとめ|ホルモン100皿は「自分の好き」を数字にする企画
ホルモンだけ100皿食べたら、一番好きな部位は何になるのか。
答えは、実際に100皿食べてみないと分からない。
だから面白い。
一皿食べる。
写真を撮る。
部位を書く。
値段を書く。
満足度を書く。
一言だけ感想を残す。
それを100回積み重ねる。
すると単なる、
「ホルモンが好き」
から、
「自分はどんなホルモンを、どんな条件で好きになるのか」
まで見えてくるかもしれない。
しかも記録そのものがSoloEatの記事になる。
10皿達成。
30皿達成。
50皿で中間ランキング。
100皿で最終ランキング。
さらに100店舗、500皿、1000皿へ進んでもいい。
何気なく食べていた一皿も、記録を始めた瞬間からデータになる。
まずは一皿目。
何年後かに100皿の記録を並べて、
「結局、私はこのホルモンが一番好きだった」
と言えるようになったら、かなり面白い企画になると思う。


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