惣菜コーナーを一周して結局コロッケを買う。迷う時間まで楽しんでいるのかもしれない

Solo Grab & Eat(買って食べる)

今日の夕食は何にしよう。

仕事帰りにスーパーへ立ち寄る。

特別な目的があるわけではない。

冷蔵庫に何が残っているかを何となく思い出しながら、店内を歩く。

野菜売り場を通り、精肉コーナーを横目に見て、最後にたどり着くのが惣菜コーナーだ。

湯気の立ちそうな揚げ物。

照りのある焼き魚。

色鮮やかなサラダ。

お弁当やおにぎりも並び、どれもおいしそうに見える。

「今日は少し贅沢してみようかな。」

そんなことを考えながら、ゆっくりと棚を眺め始める。

一周目は「見るだけ」

最初の一周では、ほとんど何も手に取らない。

今日は何が並んでいるのか。

値引きシールは貼られているのか。

新しい惣菜はあるのか。

まずは全体を確認する。

不思議なもので、一度見ただけでは決められない。

「あの唐揚げもいいな。」

「焼き魚も久しぶりに食べたい。」

「メンチカツも気になる。」

そんなことを考えながら歩いているうちに、一周が終わる。

二周目で迷い始める

二周目になると、少し真剣になる。

値段も確認する。

量も見る。

今日はお腹がどれくらい空いているのかも考える。

食べ過ぎたくない。

でも、物足りないのも嫌だ。

そんなことを考えながら、商品を見比べる。

迷う時間も、実は嫌いではない。

一人だからこそ、誰にも急かされず、自分のペースで選べる。

結局、手が伸びるのはコロッケ

何度見比べても、最後にはコロッケを手に取ることが多い。

理由は自分でもよく分からない。

値段が手頃だからかもしれない。

どこで買っても大きく外れない安心感があるからかもしれない。

サクッとした衣。

ほくほくのじゃがいも。

ソースを少しかけるだけで、ご飯のおかずになる。

子どもの頃から食べ慣れた味という安心感もあるのだろう。

豪華ではない。

特別でもない。

それでも、また食べたくなる。

そんな惣菜だ。

シンプルだから飽きない

コロッケは主役にも脇役にもなれる。

ご飯と味噌汁があれば立派な夕食になる。

キャベツを添えれば少しだけ食卓が華やぐ。

パンにはさんでコロッケパンにしてもいい。

アレンジもしやすい。

派手さはないが、飽きることも少ない。

だから、つい選んでしまう。

一人暮らしの買い物は自由

一人暮らしになって感じるのは、食べる物を誰にも合わせなくていいという気楽さだ。

肉でも魚でもいい。

惣菜だけでもいい。

今日はコロッケ一個だけでも誰にも文句は言われない。

逆に言えば、すべて自分で決めなければならない。

その自由さが楽しい日もあれば、少し面倒に感じる日もある。

それでも、スーパーの惣菜コーナーを歩いている時間は、生活のリズムの一部になっている。

迷う時間にも意味がある

以前は、「早く決めなければ」と思っていた。

しかし最近は違う。

迷うことも楽しんでいる自分に気付いた。

今日は何を食べよう。

どれが一番食べたいだろう。

そんなことを考える時間は、一日の終わりに頭を切り替える小さな儀式のようになっている。

買い物は、ただ食材を選ぶ作業ではない。

今日の自分と向き合う時間でもある。

豪華な夕食ではなくても満足できる

SNSを見ると、おしゃれな料理や高級レストランの写真がたくさん流れてくる。

もちろん、そういう食事も魅力的だ。

しかし、毎日続けられるものではない。

私にはスーパーのコロッケがちょうどいい。

温かいご飯。

味噌汁。

コロッケ。

それだけで十分に満足できる夜もある。

暮らしは、特別な日の積み重ねではなく、何気ない日の積み重ねだ。

だからこそ、こういう普通の夕食が心に残る。

今日のSoloEat

今日も惣菜コーナーを一周した。

唐揚げも気になった。

焼き魚も迷った。

メンチカツもおいしそうだった。

それでも最後に買ったのは、いつものコロッケ。

レジを済ませて帰る道で、「やっぱりこれで良かった」と思えた。

毎回違うものを選ぶ必要はない。

自分が安心して食べられるものがある。

それだけで、食事の時間は少し豊かになる。

明日もまた惣菜コーナーを歩くだろう。

そして迷った末に、またコロッケを手に取るかもしれない。

そんな何気ない日常も、一人で食べる楽しさの一つなのだと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました