KANSAIの帰りに見つけた焼肉ライク高崎緑町店。ひとり焼肉デビューの予感

Solo Eating Out(ひとり外食)

KANSAIで用事を済ませて、外に出たときのことだった。
入り口のすぐ横に、見慣れない赤い看板が目に入った。

「焼肉ライク 高崎緑町店」——そんな店があったのか。
正直、全然気づかなかった。これまで何度もこの道を通ってきたのに、その存在を意識したことが一度もなかった。

でも、その日は違ったのです。
店の前を通りすぎる一瞬、胸の奥で何かがふっと動いた。
大げさではなく、本当に “じわじわ” と興味が湧いてきたのだ。

焼肉ライクといえば、ひとり焼肉の代名詞。
名前は知っていたし、SNSでもよく見かける。
でも実際に自分が行くイメージはなかった。
「ひとりで焼肉はまだ早いかな」
「なんとなく勇気が出ない」
そんな思いがどこかにあった。

でも、その高崎緑町店の外観は、不思議と入りやすそうだった。

ガラス越しに見えるカウンター席。
ひとり客が自分のペースで静かに肉を焼いている。
テーブルには無駄がなく、店内の音も落ち着いていて、ガチャガチャした雰囲気が全然ない。

——あれ?
ここなら自分でも行けるんじゃないか?

そんな気持ちがゆっくり広がっていった。

店の前をそのまま通り過ぎたけれど、足取りは軽かった。
「ひとり焼肉」という大きな壁が、ほんの少しだけ低くなった気がしたからだ。

お店の前を歩きながら、ふと自分の中にある“外食のハードル”について考えていた。
誰かと一緒なら気にしなくていいことが、ひとりだと途端に気になる。
「周りの目」
「場違いじゃないか」
「浮かないだろうか」
そんな小さな不安が積み重なる。

だけど、焼肉ライクのカウンターに座っていた人たちは、誰にも遠慮しない様子だった。
それが、なんだかとても羨ましかった。
自分の世界だけで完結する、あの自由さ。

高崎緑町のこの店は、広すぎず狭すぎず、絶妙なサイズ感だった。
都会のようなギラギラ感はないのに、かといって寂れた雰囲気でもない。
地方のひとり客にちょうどいい “距離感のある落ち着き” があった。

KANSAIを出て車に乗りながら、気づけばもう一度あの店を思い出していた。
次は入ってみようかな。
そう思っただけで、少し気持ちが明るくなった。

ひとり焼肉は、ただの食事ではない。
自分のペースで、自分の好きなものだけを楽しむ、小さな解放時間だ。
その一歩がなぜか踏み出せないままだったけれど——
今日、焼肉ライク高崎緑町店の前を通った瞬間、スイッチが入った気がした。

「行ける気がする。」
その感覚は嘘じゃない。

今度また高崎に来たとき、勇気を出してドアを開けてみよう。
自分だけのペースで焼く肉の香りを想像すると、もうすでに少しワクワクしている。

ひとり焼肉デビューの予感は、静かに、じわじわと大きくなっている。

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