「1990年代の群馬県・激安食べ放題ランキング|500円台の夢と腹いっぱいの時代」

Solo Eating Out(ひとり外食)

1990年代の群馬県は、いま思い返しても「激安食べ放題の天国」だった。
まだネットもSNSもない時代。店の評判は口コミか、学校の友達の情報だけ。
そんなアナログの空気の中で、群馬の街には“腹いっぱいにさせてくれる場所”がたくさんあった。

とくに中高生だった自分にとって、ワンコインで食べられる店はまさに救いだった。
部活帰り、汗のにおいが残るジャージのまま、友達と自転車で向かった夕方のバイキング。
店の明かりがオレンジ色で、安っぽい皿が積まれたカウンターを見るだけでワクワクした。


第5位|スーパー併設の“総菜バイキング”

1990年代の群馬では、スーパーの一角に「総菜盛り放題コーナー」が普通にあった。
300〜400円で、からあげ・焼きそば・ポテトサラダが無限にも感じるほど詰められた。
計り売りではなく“盛り放題スタイル”だった店も多く、
中学生の自分は限界まで詰めて、重みでパックがたわんでいた。


第4位|学生の味方・焼肉食べ放題999円店

焼肉といえば贅沢の象徴だった時代。
そんな中、群馬には“999円食べ放題”の店がいくつもあった。
肉は薄い。カルビかロースか区別できない。
でも、当時の自分にとっては「焼肉=最強のごちそう」だった。

タレのにおいが制服に染みついて帰りの電車でバレるのも懐かしい。


第3位|中華料理店の“盛り放題500円ランチ”

街中華の店主が気まぐれでやっていたワンコインの盛り放題。
チャーハン・からあげ・麻婆豆腐が大皿で並び、
「中学生はおかわりOKだぞ」と声をかけてくれる優しさ。

今なら絶対に採算が合わない。
だけど、その大雑把な優しさが90年代らしい空気だった。


第2位|ファミレス系のサラダバー食べ放題

当時のサラダバーは“食べ放題の入口”みたいな存在だった。
スープ、パスタサラダ、ゼリーなども混ざり、
いまのようにヘルシーさを求める感じではなかった。

サイゼやガストがちょうど全国に広がり始めたタイミング。
群馬の郊外型店舗は席数も多く、家族で賑わう週末の雰囲気が懐かしい。


第1位|すたみな太郎 全盛期の本気

やはり王者は“すたみな太郎”。
まだ1,000〜1,200円で焼肉・寿司・スイーツが食べ放題という夢のような時代。
とくに高崎インター店の広さとにぎわいは、いま思い返しても胸が熱くなる。

あの頃のすたみな太郎は、
「とにかく量で勝負」というパワーがあった。
綿菓子の機械の前で並ぶ子どもたち、
焼き台いっぱいに肉を広げるお父さん、
ゲームコーナーの賑わい—all 90年代の象徴だ。


大人になってわかった“食べ放題の価値”

あの時代の食べ放題は、ただ安いだけじゃなかった。
「誰でもお腹いっぱいになれる場所」
「遠慮しなくていい場所」
そんな“居場所のやさしさ”があった。

ソロで行っても、友達と行っても、
なぜか満たされる時間だった。

いま一人で外食するようになって、
ふと1990年代の群馬の食べ放題を思い出す瞬間がある。
食べ物だけじゃなく、
当時の空気ごと美味しかった気がする。

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