あの“大事件”のあと、僕は餃子の王将 前橋問屋町店に通い始めた

Solo Eating Out(ひとり外食)

餃子の王将であの大事件が起きたとき、多くの人が「しばらく行かないほうがいいかな」と思ったはずだ。でも、僕の場合は逆だった。ニュースが落ち着いたあと、ふと「久しぶりに王将食べたいな」と思い、足を運んだのが前橋問屋町店だった。そこからなぜか、以前よりも王将に通うようになった。

前橋問屋町店は、群馬の中でも入りやすく、どこか“家庭的な空気”がある店舗だ。大事件のイメージが強かった時期でも、お店の中に入ると、スタッフの雰囲気はいつもどおり穏やかで、厨房の音が心地よく響いていた。僕にとっては、むしろあの時期だからこそ、“普段通り”を感じられる場所がありがたかったのかもしれない。

事件以降、王将は全体的に衛生管理を強化したと言われている。その影響か、前橋問屋町店は以前より店内が明るく、テーブルやカウンターが丁寧に拭かれている印象が強かった。ひとりで座ったカウンター席からは、餃子を焼く音や、中華鍋のリズムが心地よく響いてくる。あの音が聞こえると、妙に落ち着く。

最初に注文したのは、王将の定番「餃子」と「炒飯」。正直に言うと、事件の後だからこそ、逆に“味をしっかり確認したい”という気持ちが少しあった。でも、ひと口食べてみると、そんな気持ちはすぐに消えた。餃子は変わらずジューシーで、炒飯はパラパラ。王将の“いつもの味”だった。

その瞬間、僕は思った。「やっぱりこの店、好きだな」と。大事件があったから避けるのではなく、大事件があったからこそ“いつもの王将”に戻っていることが嬉しかった。前橋問屋町店は、派手さはないけれど、常に地元に馴染んでいる。スタッフも、常連さんも、いい意味で“変わらない”安心感がある。

それ以来、僕は週に一度は前橋問屋町店に寄るようになった。ひとりで餃子を頬張る時間が、ちょっとしたご褒美みたいになった。事件はショックだったけれど、それを乗り越えたあとの王将は、以前よりも優しい場所に感じる。

大事件のあと、なぜか僕は王将に通うようになった。その理由は「味」だけじゃなく、「変わらない安心感」を求めていたのかもしれない。

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