2023年のある日のことだ。
餃子の王将 前橋問屋町店に入った瞬間に、
「あ、今日も混んでるな」と直感した。
ここは、俺にとって“ただのチェーン店”じゃない。
仕事帰りにふらっと寄る場所であり、
静かに一人で食べたいときの避難場所であり、
ガッツリ食べたい気持ちを満たしてくれる“小さなご褒美”の場所でもある。
前橋問屋町店は、2023年あたりから特に混む。
人気が爆発した理由はいくつかある。
まず立地がいい。駐車場が広くて入りやすい。
そして何より、スタッフの回し方が上手いから、
忙しさの中でも変わらない味を保っている。
その日、俺はいつものように席へ通され、
メニューをパラパラめくりながら、
結局いつも頼む「餃子+チャーハンセット」を選んだ。
ただ、あの日はちょっと違った。
席に座って周囲を見渡すと、明らかに人が多い。
家族連れ、学生、仕事帰りのサラリーマン、
そして俺と同じように“ひとり飯”の客も数人。
注文してからすぐに「今日は時間かかりそうだな」と悟った。
でも、焦りはなかった。
王将の厨房って、あの鉄板の音や中華鍋を振る音が、
なぜか待ち時間をイライラにさせない不思議な空気がある。
ふと時計を見たら、注文から10分。
まだ料理は来ない。
でも不思議とイライラしなかった。
むしろ、店の喧騒の中に身を置いて、
ひとりでぼーっとできる時間が心地よかった。
そして、20分ほど経ったころ。
スタッフさんが「チャーハンと餃子、お待たせしました!」と
皿を置いてくれた。
“やっと来た”ではなく
“この混雑で20分はすごい”
という感想が自然と出てきた。
チャーハンはいつものように香ばしく、
レンゲを入れた瞬間に立ち上がる湯気が食欲を刺激する。
餃子はカリッと焼けていて、
一つ食べた瞬間、
「ああ、やっぱり王将の餃子ってこれだよな」と
安心する味だった。
人が多くても味がブレない。
忙しくても丁寧だ。
それが、俺が前橋問屋町店に通い続ける理由だ。
食べ終えて店を出たとき、
夜風がちょうどよくて、
「今日もここに来てよかったな」と思ったの。
餃子の王将ってチェーン店だけど、
ひとりの生活の中にそっと寄り添ってくれる、
ちょっとした“居場所”になることがある。
2023年、注文から20分で料理が来たあの日。
混み具合も、厨房の音も、
待っている時間の静けさも、
全部含めてひとつの“ソロ飯ログ”になった。
これだから、俺はまた行きたくなる。
またあのチャーハンと餃子が食べたくなる。
前橋問屋町店は、
今日もきっと誰かの“ひとりの晩ごはん”を
静かに支えているのだろう。


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